体脂肪計が来た

うちの店に体脂肪計が来たのは、20年前頃でした。当時、体脂肪は少しずつ皆が関心を持ち始めていて、家庭用の簡易小型のものも売られていました。

うちが置いたのは、業務用のデジタル表記のもの。まだ銭湯では置いてあるところが少なく、うちが2軒目ということでした。体脂肪率、体重、水分量、BMIなどが計測されて、プリントアウトされて出てきます。お客さんの反響はとても大きかったです。

特に女の人は測るのを楽しみにしている人も多いようでした。プリントアウトされた用紙を自分が通院しているお医者さんに見せるわ、と言っている人もいました。そして多くの女の人は、機械の扱いが苦手なようではありました。体脂肪の測り方の手順を見ながら、エラーを出さないように頑張って、又、近くの人に教えてもらいながら測定していました。

男の人はというと、体重だけは測るけど、体脂肪は測らないという人が結構いました。サウナに入る人は、入浴前後に測って比較している人もいました。そして、機械操作方法を聞いている人はほとんどいないようでした。(恥ずかしくて聞かないだけかも?)

体脂肪計を置いたので、それまであったアナログな体重計はお店からなくなりました。

ある御年配の方が、「自分は目が悪くて、新しい体重計では数字が読めないよ。以前の体重計だと、針の位置でおおよその体重が分かって良かった」とおっしゃっていました。アナログ体重計の置くスペースが無くて、申し訳なかったです。

関東近郊の銭湯をやること約半世紀。全部で4軒のお店を渡り歩いて来ましたが、最後は20年間腰を据えて、町の変わりゆくのを番台から眺めておりました。 ブログは主に女将が担当しております。子供は3人。