お風呂屋さんとバレンタイン

最近ではバレンタインデーに、男女関係なく、チョコやクッキーなどのやり取りをする光景が見られるようになりました。

初期には、女の人から男の人へチョコを贈っていましたね。

うちの風呂屋の親父さんは、普段からお客さんから、キャンディーなどの差し入れをいただいたりしておったようです。カウンターに座ってるだけだと、ヒマだろうとの話。

ところが、この長く半世紀に及ぶ風呂屋業の中で、「バレンタインのチョコ」を貰ったのは、わずか2回だけでした。
差し入れとは、訳が違いますもんね。

1回は高齢の大家のおじいさんから。(お風呂屋は、借りてやる事も多かったのです)

これはバレンタイン用のギフトボックスに入っておりました。

もう1回は、近所のお豆腐屋のおじいさん。

個装されたチョコがふた粒、カウンター脇に飾ってありました。

関東近郊の銭湯をやること約半世紀。全部で4軒のお店を渡り歩いて来ましたが、最後は20年間腰を据えて、町の変わりゆくのを番台から眺めておりました。 ブログは主に女将が担当しております。子供は3人。