銭湯と言えば、昔ながらの体重計。
丸いガラスの向こうに長針がぐるっと回って
体重を指し示すやつ。
遠目からでも体重がわかってしまう、ちょっと恥ずかしいやつです。
今のようなデジタル体重計が一般的に出回る前は
あの鉄でできたがっしりとした体重計がどこの風呂屋にもあったようです。
たまにヘルスメーター(デジタルでなくて、針が数字と指すタイプ)を置いている店もありました。
これなら遠目で体重は推し量られません。
話を前に戻すと、あのがっしりとした体重計で体重を計る時に足を乗せる鉄の台の部分。
そっと乗らないとガタガタ音がするんです。
小さな子達はその音が面白くてガタガタさせたがります。
子供の楽しみの一つなのでしょうか。
足を乗せる台から体重を示す丸いガラスの計器盤までは
鉄の支柱があります。そこには○○寄贈など書かれていて
かつては新築開店のお祝いに贈られたのでしょう。
「お静かにお乗り下さい」と書かれていることもあります。