しょうぶ湯

春のイベントとして代表的なものは、5月5日こどもの日の、しょうぶ湯です。

この日私たちは、しょうぶを準備しますが、男側女側両方で総量15kg程です。
しょうぶは長いので1/3の長さに切り揃えます。便宜上、袋状のネットに5つほどに分けて入れて、袋を縛ります。そして湯船に浮かべておきます。

しょうぶ湯は、五月の連休中にあるのですが、とにかく祭日で、しょうぶ湯で、小学生以下の子供は無料という、楽しみな日です。

この日に銭湯デビューする子供たちもいるようです。いいきっかけだと思います。

でも楽しみにしているのは、子供たちだけではありません。大人もお風呂道具を持って、次々やって来ます。

そして「オレが子供の頃はよぉ、しょうぶが長いまんま湯船に入れてあってさぁ。頭に巻いたりしたよ。」などと、昔の話で楽しそうです。

関東近郊の銭湯をやること約半世紀。全部で4軒のお店を渡り歩いて来ましたが、最後は20年間腰を据えて、町の変わりゆくのを番台から眺めておりました。 ブログは主に女将が担当しております。子供は3人。